短編小説「最後の散歩」装丁

May 21st, 2023

作家、池谷和浩さんからお声かけいただき、5月21日に行われた文学フリマで販売する短編小説の装丁デザインをさせていただきました。

イベントへはグループでのご参加で、メンバーがそれぞれに短編を書きプリントしたものを1つにまとる形。小説のテーマは『散歩』、印刷カラーは緑か白、とのことでご要望をいただきました。

池谷さんの短編をいくつか読ませていただき、読み進めることにいろんなことが次々と明確になるワクワク感と高揚感がある気がしていて、巻き冊子にすることで、少しずついろんなことが明らかになっていくような展開を演出しようと考えつきました。

裏面にはページをめくるごとに少しずつ表情を変える線を配置したのですが「この線は、分岐していく二人の軌跡なのでしょうか。」とご感想をいただき、狙って配置したものではなかったのですが、運命的にとてもぴったりなデザインになっていたことに感動しました。

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